お試し発電所

150Wパネルx10が数日前に、5台買った300Wマイクロインバータのうち2台が今日到着したので、まずは実験として庭に展開してみた。

パネルはこれ。150Wパネル10枚1500W分で1142ドル。

https://www.aliexpress.com/item/1005004241513780.html

インバータはこれ。とりあえず40ドルちょいの安いの(300W)を5台買った。

https://www.aliexpress.com/item/1005001947974383.html

で、このパネル2枚を直列に繋いだものをインバータに接続する。このインバータの対応パネルスペックはVoc38-46VのVmp30-39Vとなっている。Vocは開放電圧(voltage at open circuit)、Vmpというのは発電時電圧(voltage at maximum power point)のこと。パネルは1枚のVocが21.6VでVmpが18Vなので、2枚直列でVoc 43.2V、Vmp 36Vのパネルと等価となり、インバータの定格に収まる。

このインバータには発電量の監視・記録機能がないので、計測はスマートプラグでやっている。

電力量計測機能のあるスマートメータには、クランプメータと同様のホール素子を使った電流計が入っているが、これは電流の量は測れても方向は測れないので、消費電力量として発電量が記録できるのだ。

最初パネルをテキトーに置いたら発電量80Wとか出ない(「現在の消費電力(W)」という項目をご覧ください。)。

「え!?4枚で600Wあるのに!」と思ったけど、まあ想定内。なぜなら、ソーラーパネルの定格出力は放射エネルギー1kW/㎡、気温25℃、エアマス1.5という理想的な実験室条件で計測するものであり、つまりは定められたスペクトルのメチャメチャ明るい光を当てて測るものなため、自然条件に持ってくると、定格に遥かに及ばない発電量しか出ないことが多いものだから…ということまでは知ってるんだけど。

いくらなんでも低くねえか?と少し置き直す。

これで最大250Wくらい出るようになった。

さっきは置き方もイマイチな上に、ちょっと雲がかかってたみたい。おそらくインバータも片方止まってたのでは。

600W分のパネルがあるとはいえ、インバータの効率が90%しかないので、使えるのは540W分。とすれば250Wは46.3%くらい。角度とかテキトーだし、まあこんなもんでは。

このくらい簡単ならマジで誰でもできると思う。すごいぞプラグインソーラー。

あ、付属のACケーブルは短い裸の線で終了してるので、マトモなコードに仕上げあげる必要があります。オレは各線を圧着して自己融着テープを巻いた上で、さらにまとめて自己融着テープをかけてビニテという、まあ電気工事士っぽい作業工程でやりました(資格取れました)。