これぞ日本のオ・モ・テ・ナ・シ!!

すごく面白いことに気づいた。パンデミック下の東京オリンピックって、日本のマネージメント層の全体の見えなさ、現場丸投げ体質、リスク管理能力の欠如その等のダメダメっぷりを、世界中の人たちが当事者として体験できる空前のイベントじゃん。

日本って昔は「不思議の国」で、特に経済大国として大成功してた時代に言葉の壁によってほとんど内情のわからない謎国家だったから、世界では外形標準的に「西側民主主義国でアメリカとの強い同盟関係を有す経済大国」ということで、自由と芸術の発達した先進国と思われ尊敬されてたんだよね。

だけど、ネット時代になって「可視化」が進んだ。特にGoogle翻訳によって、メディアの日本通ではない、デスクレベルの人たちが日本の報道に触れるようになったのがデカくて、最近はどんどん軽蔑されるようになった。

今回のこれは、選手たちのみならず、政治経済系ではないスポーツ専門記者なども等しく「アレ」を経験する。彼らは国際関係などに興味のない一般人に何が起きているかを伝えるプロである。

だから今回は、世界中の庶民レベルの人たちが日本の機能不全を体感できるという又とない一大イベントだ。これにて日本社会の可視化は完了する。