Kingroon KP-3を譲渡

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今日のKP-3

1年ちょっと前に購入したKingroon KP-3を友人に譲ることにしました。

KP-3は深圳市龐科技有限公司の作った3Dプリンタで、造形容積18x18x18cmのX軸片持ちボーデン機。Prusa miniの基本設計を踏襲しつつ、リニアシャフトではなくアルミ押し出し材を使用することで低コスト化を実現。Amazonでは一時1,5000円で販売されており、複数買いが流行った機種です。6台買ってプリントファームを作ったなんて話を聞いて、このお値段ならと2台目のプリンタとして購入。

組み立ても一体になってるX軸Z軸を本体に差し込んで固定するくらいで簡単、大形のダイヤルのおかげでZ高さの調整も簡単で、何も考えずにちゃんとプリントできる良い機械です。

ウチの機械は付属のマグネットシートがいまいち使いにくいのでPEI鋼板に替えてあること、ヒートブレイク冷却ファンと造形物冷却ファンが共通で能力が小さいのでヘッド周りのカバーをTH3Dのモデルに交換し、別々のファンを付けてあること、オートレベリング用のセンサを取り付けてあるあたりが主な改造項目。あと細かい改造多数(MicroSDリーダの上が空いてて間違えて差すと中に落ちるのでアダプタを付けたり、フィラメントホルダーが非常に使いにくかったのでZ軸上部に取り付けたり、裸の電源の金属ケースの角が机に刺さるので足を作ったりした)。

手をかけたマシンで、造形品質も悪くないのですが、2021年末にPrusa i3 MK3S+が届いたため使用頻度が激減。なにしろMK3S+は初層の定着を見る必要もないくらい造形が安定してるので、使い心地が良すぎます…。うるさくもないし。

もちろん、急ぎで多数の出力をする時は何台あっても嬉しいものではあるんですが、それでもメイン機と大型機(TRONXY X5SA)があればかなりカバーできるし、最初に買ったZonestar P802QRみたいに古すぎるわけでもないので、KP-3は試してみたい人に譲るのが良いかなと思いました。

元箱はありませんが、マニュアルを発掘したので一覧に載ってた付属品一式を揃え、予備の造形シート類を揃え、空スプールにお試しフィラメントを巻きました。5000円ならだいぶお買い得だと思う。

活用してもらえたら嬉しいですね〜。