IKEA LACKで作る3Dプリンタエンクロージャ

ちょいと前に届いてたIKEA LACK(安い卓袱台みたいなテーブル)で、3Dプリンタ用のエンクロージャを作り始めた。

3Dプリンタはなるべく空気の流れのない、保温された環境で動かしたほうがプリント品質が良くなる。このためにプリンタを格納するのがエンクロージャ

IKEA LACKを使ったエンクロージャは3Dプリントした部品で作る安上がりなやつで、基本形としてはこの卓袱台を2台縦に積み上げてジョイントで繋ぎ、2段目の天板の下(一段目の上)にプリンタを入れ、周囲をアクリル板で囲う。水槽を水槽台の上に載せたみたいな見た目になる。ウチは2台のプリンタを置くので3段重ねにする予定で、LACKも3台買ってある。

3Dプリントはこれまで座敷でやってたんだけど、いい加減邪魔なので、エンクロージャは作業場か図書室に置こうと思う。どっちにするか決めてないんだけど、とりあえず図書室の隅に1台目のLACKを組み立てて据え付けた。

ジョイントのプリントも、もうここでやろうと言うことで、Prusaちゃんをえっちらおっちら持ってきて載せた。脱脂のために造形台のシートこそ台所洗剤で洗ったものの(アセトンが全部蒸発しちゃってた…)、キャリブレーションもそこそこにぶっつけ本番でプリントし始めて、それでこの写真のような美しい品質である。

3Dプリンタはなんだかんだと神経質な機械で、移動して一発目は正直そんなに期待できない。こんなやり方で、これほど多数の部品がどれも剥がれず狂わず綺麗にプリントできてしまうというのは、やはりこのプリンタが結構おかしいレベルの製品だからだと思うんだよね〜。Prusa、最高! Prusa、最高! おまえもPrusa最高と言いなさい! とか言いたくなるレベルで好き。

蚕が繭を作るように、自分の住処を自分で作るプリンタ、というのも何となく面白いものである。

しかしこれ、いつ完成しますかね。アクリル板は以前入手した中古を磨いて使う予定だけど、多分足りない。他にも太めの木ネジとか磁石(開閉部のラッチになる)とか、入手すべき部品がいろいろある。

パネルについては今日メイクマンで一応の下見をしてきた。

けっこう安いね。

ハモニカーボ」(毎回「ハモニカボード」って書いちゃう)というのは普通のプラダンとは違う、ポリカーボネート製のプラダンらしい。かなりしっかりしてて断熱性がある上、透明性も高いので悪くなさそう。