ジャン・カルロ・カルツァの『北斎』( http://amzn.to/2nMnRYR)を買ってきて読んだのでレビューを書きました。以下に転載。
北斎の全貌を知りたい人の基本書
葛飾北斎の研究は日本のほか、フランスをはじめとする欧州各国でも進められています。
英国の研究者の書籍を資料的に翻訳する際に北斎を扱った書籍を漁って回ったのですが、日本で出版されている北斎本の大部分は以下のように分類されるようです。
・有名な絵を表に出し、ちょっとした逸話を並べた
ジャン・カルロ・カルツァの『北斎』( http://amzn.to/2nMnRYR)を買ってきて読んだのでレビューを書きました。以下に転載。
北斎の全貌を知りたい人の基本書
葛飾北斎の研究は日本のほか、フランスをはじめとする欧州各国でも進められています。
英国の研究者の書籍を資料的に翻訳する際に北斎を扱った書籍を漁って回ったのですが、日本で出版されている北斎本の大部分は以下のように分類されるようです。
・有名な絵を表に出し、ちょっとした逸話を並べた
北斎の全貌をある程度の正確さで把握しようとすると、おそらくこれが最低限の分量になるのではないかと思われるのです。
うちのピザ窯は性能がイマイチなため薪の消費が強烈で、薪割りに疲れてここ1年半ほど使ってません。レンガの間を埋めた土は雨で流れ、草まで生えてます。薪も丸太のまま積んである。
それでこの際に、前から気になってた窯口を作り直してぐっと低くし、でこぼこになってた窯床も平らに直し、ガタガタの本体もある程度組み直しました。作業は泥縄式に前日の夕方に。すべてが終わって家に入ると23時ちょっと前でした。
翌日朝から火を入れてみると、窯口を下げたのがやはり良かったようで、性能がかなり上がりました。レンガの隙間を埋めてた泥はあんまり乾いてなかったんですが、午前中しか来られないと言ってた方が来なかったため、昼にはよく乾いて余熱も十分になりました。
けっきょく集まりはじめたのは午後2時をすぎてからで、10名で8枚のピザを食べました。
注意 これは写真で自慢する記事です。みせびらかしますよ〜。
1枚目 マルゲリータによるテストピース
これが
こうなる。
窯に入れてすぐ周縁部が膨らみ始め、チーズがぐつぐつ言い出した。よし!
でもまだちょっとばかり火力が低く、小さいのに焼きあがるまで5分近くかかりました。
2枚目 吊るしベーコンとアスパラが長いピザ
火力をさらに上げて、ここから本番です。まずはベーコンとアスパラをどかんと載せます。
こうなる。
アスパラさいこー!!
3枚目 キノコとバジルのピザ
焼き上がり図が無いんですが、差し入れで頂いたバジルをあとからたくさん載せました。生モツァレラと組み合わせたんで、マルゲリータのキノコのせ、と言ってもいいかも。
4枚目 海鮮ピザ
窯の熱量がありすぎると表面だけ焼けたりするのではないかと思ったけどそんなことはなく、でかいホタテもすぐにおいしくなりました。
5枚目 マッシュルーム、生モッツァレラ、サラダ菜、生ハムのサラダピザ
これは最初にベースを焼きまして
こうなったところに
生野菜をどさっ!生ハムぱぱぱぱっ!
6枚目 マッシュルーム、エリンギ、しめじ、えのきのきのこピザ
焼きが素早いとキノコの味が濃い! いままで食べてたキノコピザは何だったんだというレベル。
7枚目 海鮮バルサミコかけ
エビと鮭はケッパーがよく合うんだけど、その方向でちょっと酸味を強化。すっきりした味わいで香りも良い。
8枚目 クワトロフロマッジオ
生モッツァレラ、ゴーダ&モッツァレラ、ダニッシュブルー、スブリンツ(スイス)、パルミジャーノ。ブルーチーズ多め、スブリンツ入りというのがめちゃめちゃうまかった原因だと思います。
5種のチーズが入ってるのでクワトロじゃなくてチンクエ・フォルマッジオ。
普通のオーブンだと、チーズを山ほど入れると中のほうまで火が通りにくく、生のままで食べるのと変わらない部分があったりするんだけど、これは完璧でした。もうお腹いっぱいだと思ってたのに一番うまいと思ったのがこの1枚です。
新窯は熱持ちがよく、熾火でちょっと置いておいても、追加した薪に炎が上がれば準備完了。具をたくさん載せたピザでも5分以内に焼きあがりました。薪の本数もあまり使わずに済んだので、これからはかなり気軽に運用できそうです。
車で帰ってくる15分ほどの間に原稿用紙数枚分のテキストを入力する。これはこれまでの方法では全く不可能なことである。
世の中にはさまざまな格差があるが、そのひとつに大都市と地方での知的生産環境格差がある。都会では通勤時間が読書の時間になるのに対し、地方では通勤時には自分で車を運転するために知的インプットがない。ちょっとしたメールに答える程度の知的生産も不可能である。
知的集積そのものにもともと大きな格差が存在するのに、こんな「スキマ時間」の利用についても差があるのでは、地方で知的産業に従事することはそれだけで不利ではないか。
ところが音声入力において、この格差は逆転する。
読書という、いわば材料集めにすぎない作業しかできない都会に対し、運転しながらの音声入力は超高速の知的生産である。運転中や歩行中は、アイディアがうかびやすい。欧陽脩の三上(枕上、厠上、馬上)のうちの馬上であり、ここで浮かぶことを確実にキャプチャーしてアイディアメモをどんどん作ることができれば、通勤中にいつもより高効率で仕事をしているようなものだから、田舎の方が知的生産性が高くなる。現状、都会では電車の中で音声入力をするわけにはいかないからだ。
他の格差も縮小または逆転する。たとえば年齢的な知的生産性格差がある。
キーボードでの文章入力は目に強い負担がかかるのに対し、音声入力で文章を入力すれば、その間は目を休めることすらできるからだ。
なぜ目の負担が年齢的な知的生産性格差につながるかといえば、中年期以降は目の疲れが知的生産のボトルネックになるからだ。
現代の老化がもっとも早く来る部分は目である。中年期以降のすべての活動は老眼により制限されている。同年代の友人たちを観察すると、みんな生活の端々で目をいたわっており、なるべく使わないようにしている様子が見て取れる。若い人にはわかりにくいが、知的活動の身体的なボトルネックは、まず目に来るのである。
文章が生まれるところを注視し、気に入らない変換などがあれば即座に直し、全体の構成を考えながら文章を書いていく。これは目を酷使する作業なのである。
音声入力にはこの負担がない。まともな文章を入力しようとしていないからだ。入力が高速すぎ、エラーレートが高すぎ、また編集に手間がかかりすぎるために、入力中に文章の体裁を考えることを放棄してしまうからだ。放棄「できる」と言ってもよい。(文章を書きながら体裁を考えるということを放棄すると、内容にのみ集中することができる。個人的にはこれによる生産性向上も顕著に感じている。)
こうして目の負担が取り除かれてみると、中年期の知的生産性は非常に高い。自分が諦めていたことすら意識していなかったものが取り戻されて、いくらでも書けるようになるのである。
格差の縮小という点で考えると、知的アウトプットだけでなくインプット、つまり読書の方でも音声出力がもっと普及してほしい。運転が必要な地方在住者と中年は、目を使わずに情報をインプットしたい、という点で問題を共有している。
自分が使っている電子書籍リーダーの中で、日本語読み上げ機能のついたものはひとつもない。英語読み上げが可能なのはKindle Keyboardと、AndroidのPocketBookというアプリである。これらのおかげで英語の文書は歩きながら読むことができるが、日本語は無理だ。
実はAndroidのTalkBackというユーザー補助機能を使えばKindleの日本語電子書籍は読み上げることができる。詳しくは キンドル(Kindle)音声読み上げアプリ(音読朗読)が秀逸【Androidアンドロイドやり方】 - ミニマリストのび太の無印良品大好きブログ」を見てほしいが、弱視者向けの機能をむりやり使って文字を読ませるのだ。
しかしこの方法はデリケートだ。1画面を超えて読み続けてくれるのはバグのようなものであり、現代のアプリに当たり前のもてなしはない。何か操作をしたり、スマホの状況が少しでも変われば、それが音声で通知されるために読み上げが停止して自動再開しないし、自分の端末では画面も点灯したままである。画面オフで読み上げ、読み上げながら音量を調整し、寝落ち用に一定時間で停止する、といった「普通の」機能はないのだ。この方も偶然理想的な設定になったスマホを読み上げ専用機として使っているとのことである。
現在のAndroidの音声入出力は非常に中途半端で、ディスプレイによる確認がしょっちゅう必要になる。経験的に、人間の側には画面を見て指先で操作するモードと、音声入出力で作業するモードが別々に存在する。音声で文章を入力しているときは画面なんか見たくない。頭の中で文章を組み立てているので、視覚資源がそちらに割かれている感覚がある。Androidの音声入力は、しょっちゅう勝手に切れるし、操作も確認も画面で求めてくる。この割り込みが非常に煩わしいのだ。運転中は危険でもある。
そういうことでなしに、完全に音声での入出力を前提に、メモ取りや読書ができるようになればいいと思う。アメリカは運転文化でオーディオブックがもともと充実しているが、これを背景に開発されたAmazonのAlexaはディスプレイが存在しないがために音声インターフェイスが非常に充実しており、サードパーティの対応製品が山ほど出て、すでにほとんどデファクトスタンダードになっているそうである(Amazon Echo、年内に日本上陸か?! | gori.me(ゴリミー))。家の中でEcho端末に話しかけることでクルマを始動したりできるのだ。すばらしい…。
目を使わないことが格差を縮小する。これはパラダイムシフトであり、元には戻らないと感じている。
いま現在、この文章を仕上げているのは大きな画面のPCだ。音声入力した素材の編集をしつつ、新しい文章をキーボード入力でどんどん付け加えているのだが、書いたものを一覧するにはやはり視覚を使わざるを得ないというか、これは視覚のほうがずっと向いた作業である。
それでも「読み書き」という基本的な知的活動において音声に強い期待をする意識が、自分の中には完全に根を張り、それなりの場所を占めた。音声入出力の「楽さ」「快適さ」は自由をもたらすのだ。
野口悠紀雄が音声入力で本を書いていると知って、自分が一番知りたかったのは、どのようなアプリケーションを使っているか、だった。
ところがスマホでの音声入力には、特定のアプリ、例えば専用のエディタなどは必要がなかった。Androidであれば、Google音声入力を使うだけでよい。これはキーボード扱いになっているのだ。もしかしたら何かインストールする必要があるのかもしれないが、自分のスマートフォンにはいつの間にか入っていたものである。Google日本語入力の右上のマイクボタンで起動し、喋ればそのままテキストとして入力される。
音声入力が一番便利なのはクルマの運転中や道を歩いているときだ。これは欧陽脩の三上のうちの「馬上」にあたり、もともといろいろ思いついたり思考が進んだりするものではあったが、これまではメモに手間がかかるためにキャプチャがおろそかになりがちだった。音声入力では、それが非常に手軽になる。
最近は運転席に座ると、Evernoteの新規ノートを開き、メモの準備をしておく。音声入力ボタンを押せばすぐにアイディアがキャプチャできる。
当初この運転中のメモ取りは、いつでも"OK Google"が使えるようにスマホを電源に繋いだうえで、何か思いついてから"OK, Google、XXXとメモ」とコマンドを送り、音声操作だけでメモを取ろうとしていた。ところがOK Googleを音声入力のコマンドインターフェイスとして使うのは結構難しく、よく入力が無駄になったり(「XXX」を検索される)、うまくメモ入力に入ることができているか不安でスマホに目が行ったりするので、安全性が損なわれる感じがあった。メモは大事なので、最初から用意しておくのがインフラとして重要だ。
音声入力した素材はEvernoteのノートとなっているので、PC側でシームレスに編集することができる。どのプラットフォームで、どのソフトを使って編集するべきかはまだ確立してないが、どのハードウェアを使って編集するかは確立している。4K縦画面のMac miniである。
音声入力していると思考の断片という「素材」が膨大に蓄積されるので、ポストイットの並べ替えで文章を構成するように、広い画面で文を並べ替え、繋いでいく。これには一覧性が絶対的に重要で、4Kモニタを導入しておおむね満足しているが、もっと字が見やすくなるように、画面も大きくしたいと思っている(28インチは足りない)。
音声入力内容はそのまま使えるわけではない。まず第一に句読点がないし、カッコ、カギカッコ等もない。喋るのをやめると半角スペースを入れられてしまう仕様があり、余分なスペースもたくさん入っているので、句読点を足しながらこれらを除いていく。
こうして作った文章は、これまでの自分の文章と文体が少し違って違和感もあるのだが、まずはその圧倒的なスピード感に慣れようとしているところである。
スマホで音声入力してみたら物凄く便利であることがわかった。
入力の速さ、変換の「わりにマトモ」さ、開始のハードルの低さなどが、いつのまにか実用に達していた。もうオレは基本を音声入力にしたい感じ。
翻訳家とかやっていると、PCで文章を書くのは普通の作業で、長文短文なんでもとにかくたくさん書く。手書きよりキーボードのほうがはるかに速くて、ああパソコンのある時代に生まれてよかったなと思う。
ところが音声入力はキーボードの10倍くらい速い。
これは考えてることの断片をすくい上げよう、という需要を非常によく満たすもので、考えたこと、感じたことを素早く拾うことができる。
録音メモというのはこれまでもあったけど、録音ファイルは内容をブラウズすることもできず、検索もかからない。これに対して音声入力は、喋った内容がそのままテキストになる。ざっと見ることもできれば、全文検索もかけられるので、なんでもキャプチャしておけばよい。
考えたことを捨てずにすむ。整理する必要はなく、検索すればよい。
俺はこういうものを求めていた気がします。
自分の中身を全部ダンプしてしまいたい。
工作少年がやってきて、RasPiが動かないというのでいろいろトラブルシュート。
という環境。症状としては
とのこと。ウチの環境(800x600の古いモニタ + HDMI-VGA変換)に合わせて/boot/config.txtのHDMI設定を変えてたかもしれないので、まずはウチで動いてた状態に戻す。キーボードもマウスも動いてたものに交換。
→やっぱり画面出ない。HDMIモニタに繋いでも動かない。
ネットワーク経由で入ろうとしたけどIPアドレスどうしてたか忘れた。もう、全部焼き払うことにする。
Raspbianをddで書き込んだSDカードをRasPiに突っ込んで起動すると、勝手にパーティションを切って最大限に利用してくれる。
コントロールしたいことがある場合は困るかもしれないけど、32GBとかのやつでも何も考えずに進むのは正直感動した。
この自動拡張を抑止したいときは http://raspberrypi.stackexchange.com/questions/47773/disable-auto-file-system-expansion-in-new-jessie-image-2016-05-10 にあるように、/boot/cmdline.txtからinit=/usr/lib/raspi-config/init_resize.shの行を除けばよいらしい。
だいぶ勘が鈍ってた。五里霧中な感じで4時間くらい作業してこの状態、というのはだいぶ情けない。電源はもっとマトモなのを手配しとく必要があるし、HDMIまわりはちゃんとメモを作る必要がある(追記2に書いた)。
それぞれ
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となった。現在のモードは正しいけど、1920x1080とかぜったい対応してない。
pi@raspberrypi:~ $ /opt/vc/bin/tvservice -m CEA Group CEA has 12 modes: mode 1: 640x480 @ 60Hz 4:3, clock:25MHz progressive mode 2: 720x480 @ 60Hz 4:3, clock:27MHz progressive mode 3: 720x480 @ 60Hz 16:9, clock:27MHz progressive (prefer) mode 4: 1280x720 @ 60Hz 16:9, clock:74MHz progressive (native) mode 5: 1920x1080 @ 60Hz 16:9, clock:74MHz interlaced mode 6: 720x480 @ 60Hz 4:3, clock:27MHz x2 interlaced mode 16: 1920x1080 @ 60Hz 16:9, clock:148MHz progressive mode 17: 720x576 @ 50Hz 4:3, clock:27MHz progressive mode 18: 720x576 @ 50Hz 16:9, clock:27MHz progressive mode 20: 1920x1080 @ 50Hz 16:9, clock:74MHz interlaced mode 22: 720x576 @ 50Hz 16:9, clock:27MHz x2 interlaced mode 31: 1920x1080 @ 50Hz 16:9, clock:148MHz progressive (failed reverse-i-search)`tvserviceC': /opt/vc/bin/^Cservice -m pi@raspberrypi:~ $ /opt/vc/bin/tvservice -m DMT Group DMT has 17 modes: mode 4: 640x480 @ 60Hz 4:3, clock:25MHz progressive mode 5: 640x480 @ 72Hz 4:3, clock:31MHz progressive mode 6: 640x480 @ 75Hz 4:3, clock:31MHz progressive mode 9: 800x600 @ 60Hz 4:3, clock:40MHz progressive mode 10: 800x600 @ 72Hz 4:3, clock:50MHz progressive mode 11: 800x600 @ 75Hz 4:3, clock:49MHz progressive mode 16: 1024x768 @ 60Hz 4:3, clock:65MHz progressive mode 17: 1024x768 @ 70Hz 4:3, clock:75MHz progressive mode 18: 1024x768 @ 75Hz 4:3, clock:78MHz progressive mode 21: 1152x864 @ 75Hz 4:3, clock:108MHz progressive mode 35: 1280x1024 @ 60Hz 5:4, clock:108MHz progressive mode 36: 1280x1024 @ 75Hz 5:4, clock:135MHz progressive mode 47: 1440x900 @ 60Hz 16:10, clock:106MHz progressive mode 48: 1440x900 @ 75Hz 16:10, clock:136MHz progressive mode 51: 1600x1200 @ 60Hz 4:3, clock:162MHz progressive mode 58: 1680x1050 @ 60Hz 16:10, clock:146MHz progressive mode 68: 1920x1200 @ 60Hz 16:10, clock:154MHz progressive pi@raspberrypi:~ $ /opt/vc/bin/tvservice -s state 0x12000a [HDMI CEA (4) RGB lim 16:9], 1280x720 @ 60.00Hz, progressive pi@raspberrypi:~ $
コメントアウトすると:
@raspberrypi:~ $ /opt/vc/bin/tvservice -m CEA Group CEA has 12 modes: mode 1: 640x480 @ 60Hz 4:3, clock:25MHz progressive mode 2: 720x480 @ 60Hz 4:3, clock:27MHz progressive mode 3: 720x480 @ 60Hz 16:9, clock:27MHz progressive mode 4: 1280x720 @ 60Hz 16:9, clock:74MHz progressive (native) mode 5: 1920x1080 @ 60Hz 16:9, clock:74MHz interlaced mode 6: 720x480 @ 60Hz 4:3, clock:27MHz x2 interlaced mode 16: 1920x1080 @ 60Hz 16:9, clock:148MHz progressive mode 17: 720x576 @ 50Hz 4:3, clock:27MHz progressive mode 18: 720x576 @ 50Hz 16:9, clock:27MHz progressive mode 20: 1920x1080 @ 50Hz 16:9, clock:74MHz interlaced mode 22: 720x576 @ 50Hz 16:9, clock:27MHz x2 interlaced mode 31: 1920x1080 @ 50Hz 16:9, clock:148MHz progressive pi@raspberrypi:~ $ /opt/vc/bin/tvservice -m DMT Group DMT has 17 modes: mode 4: 640x480 @ 60Hz 4:3, clock:25MHz progressive mode 5: 640x480 @ 72Hz 4:3, clock:31MHz progressive mode 6: 640x480 @ 75Hz 4:3, clock:31MHz progressive mode 9: 800x600 @ 60Hz 4:3, clock:40MHz progressive mode 10: 800x600 @ 72Hz 4:3, clock:50MHz progressive mode 11: 800x600 @ 75Hz 4:3, clock:49MHz progressive mode 16: 1024x768 @ 60Hz 4:3, clock:65MHz progressive mode 17: 1024x768 @ 70Hz 4:3, clock:75MHz progressive mode 18: 1024x768 @ 75Hz 4:3, clock:78MHz progressive mode 21: 1152x864 @ 75Hz 4:3, clock:108MHz progressive mode 35: 1280x1024 @ 60Hz 5:4, clock:108MHz progressive mode 36: 1280x1024 @ 75Hz 5:4, clock:135MHz progressive mode 47: 1440x900 @ 60Hz 16:10, clock:106MHz progressive mode 48: 1440x900 @ 75Hz 16:10, clock:136MHz progressive mode 51: 1600x1200 @ 60Hz 4:3, clock:162MHz progressive mode 58: 1680x1050 @ 60Hz 16:10, clock:146MHz progressive (prefer) mode 68: 1920x1200 @ 60Hz 16:10, clock:154MHz progressive pi@raspberrypi:~ $ /opt/vc/bin/tvservice -s state 0x120006 [DVI DMT (68) RGB full 16:10], 1920x1200 @ 60.00Hz, progressive pi@raspberrypi:~ $
ちゃんと認識して(tvservice -mの出力結果は変わらず)、ちゃんと自動設定してくれる(tvservice -sの結果は変わる)。普通に使ってると当たり前のことが、とても素晴らしい。
あるところに琉子という美しいおんながおりました。
琉子には米男という夫がおりました。
子供はありませんでしたが、二人は仲良く暮らしているのだと、米男は思い込んでおりました。
しかし琉子の心は冷え切っておりました。
米男は流れてきたやくざ者でした。
琉子の父もやくざ者でした。名を日雄ともうします。
日雄がむかし、華なる旧家にはいりこみ、富をうばおうとしたときに、華家にみずから助太刀にあらわれたのが米男でした。
米男は正義の人でした。
日雄をさんざんやっつけました。
刀を全部こわしました。
にどと暴れぬと誓わせました。
琉子は日雄が斬られそうになったとき、後ろから押されて斬られました。
命はなんとか助かりました。
米男ののぞみで琉子を日雄は差し出しました。
琉子の分家は米男の正義に都合のよいところにありました。
米男との暮らしは、はじめのうち、それはひどいものでした。
たくさん殴られました。
大事なものを捨てられました。
一人で食べて残飯を投げよこし、おまえは自分で稼ぐこともできぬといいました。
家の中で排泄して琉子に片付けさせました。
日雄が琉子を返せといいだしました。
日雄は商売がうまくいき、みちがえるような暮らしになっておりました。
日雄と米男はいつのまにか親友と言い合うようになっておりました。
米男は琉子を返そう、他の娘も返そう、とうけあいました。
だから少し都合してくれないか、とももうしました。
籍は抜けました。
実家からお金が入るようになって、生活は楽になりました。
ところが米男は出ていきません。
正義のためだともうします。
あたりで喧嘩がないようにするのが自分の正義だと。
華家がしだいに栄えはじめ、刀を持たない日雄は華家がこわくなりました。
むかしやったりやられたりしたことを、たがいにおぼえているのです。
米男は他の娘達の家もまわりますが、刀は琉子の家にもってまいりました。
いつも鍛錬しております。家で刀を振り回します。花火をします。
ときどき琉子に当たります。
琉子が怒ると、米男はすぐに謝ります。
すまない、こらえよ、感謝する、皆のためだともうします。
日雄も見舞いをよこします。
ほんとうに反省しているように思います。
でもまた同じことをします。
このまま波風を立てずに生きることもできます。
日雄は前より貧乏になりましたが、琉子への援助は欠かしません。
米男も目をみてあやまります。ひどいことももうしません。
それでも琉子は忘れておりません。
米男がどれだけ勝手であったか。どれほど自分をないがしろにしていたか。
こびりついた米男のものを掃除することが、いまでもときどきあるのです。
琉子は忘れておりません。
日雄が自分を後ろから押したことを。差し出したことを。
そして日雄が本当の親ではないことも。
日雄は親の言うことは聞くものだともうします。
しかし琉子の本当の親は、むかし日雄に殺されておりました。
本当の親もけっしてよい親ではありませんでした。
それでも悲しいことでした。
このまま波風を立てずに生きることもできます。
日雄はいつももうします。華家の者はあぶない、米男がいてくれるのが一番よい。ほかのことは考えるだけ無駄であると。
日雄はちかごろよぼよぼにおとろえました。
しわしわの口で、かしこくなれ、と叱ります。
琉子の本当の親がいたじぶん、華家とは仲良くやっておりました。
気むずかしい人たちですが、おだてておればひどいことはされませんでした。
やかましくておそろしいのは日雄も華家もおなじです。
生きやすいよのなかになりました。
家を出て一家をかまえる娘たちがふえました。
せけん知らずの琉子でしたが、ちかごろ手に職をつけました。
なんとか生きてはいけるのです。
琉子という美しいおんながおりました。
琉子には米男という夫がおりました。
子供はありませんでしたが、二人は仲良く暮らしているのだと、米男は思い込んでおりました。
しかし琉子の心は冷え切っておりました。
このまま波風を立てずに生きることもできます。