おいしいゴーヤーチャンプルーのレシピ書くよ

沖縄に来て二十何年ご飯を作ってますが、ゴーヤーチャンプルーは最初の年にクラスの女の子に習った、ツナ缶と炒めあわせて半熟卵で仕上げるレシピがお気に入りです。
沖縄でよく食べられてるタイプのものは、他にもポーク(ランチョンミート)や切った島豆腐やモヤシなどが入ってたりしますが、自分にはいまいち合わない。そこらを入れると味がボケるような気がするというのと、水分が出てべちゃべちゃするのが気に入りません。
習った作り方の本質は、薄切りにしたゴーヤに火を通しすぎず、かつふわり、ぱらり、卵半熟に仕上げることだと思います。これがキッチリ決まると本当に美味い。
そんなわけで20年以上、オレが作るのがサイコー!と思ってずーっと同じように作ってたんですけど、最近自家栽培物を消費すべく目先を変える工夫をしてるうちに、基本のところに変化が生じました。豆腐がおいしく入れられるようになったのです。水気も炒めすぎもナシです。
これは本当に完成形に近づいた気がするな、と思ったのでレシピを書いておこうかなと。久々の写真付き。

材料

  • ゴーヤー 1〜2本
  • 島豆腐 0.5〜1丁
  • ツナ缶 1缶
  • 卵 3〜4個
  • 胡椒
  • 胡麻
  • 醤油

手順

1. 島豆腐を2.5〜3cmくらいの角切りにしてキッチンペーパーなどで水気を切り、素揚げしておきます。


2. ゴーヤーを半分に割ってスプーンでワタと種を取り、薄切りにして塩を振って軽く揉んでから水に晒します。




3. ツナ缶をフライパンや中華鍋に広げ、とろ火でゆっくり炒めます。



4. さらしたゴーヤーは水を切ったら胡椒を振っておきます。



5. 卵も溶いておきます。胡麻油と塩で軽く味を付けておきます。



6. ツナがこれくらいカラカラになったら火力を全開にして、チリチリ言うくらいで一気にゴーヤー投入。



7. 一気に炒めあわせます。



8. ゴーヤーにだいたい火が通ったら豆腐投入。軽く混ぜるだけ。



9. 続いて溶き卵を投入して醤油を回しかけます。



10. フタをして1分蒸らし、開けたらすぐ少し崩す程度にざっくり混ぜます。



11. 皿に盛ったら出来上がり。ご飯とどうぞ!

今年はゴーヤー栽培に成功して、毎日1,2本の割で取れるんですが、これがかなり味が濃くて苦味も強いものが出来てます。上記の塩で揉んで水にさらして…という手順は苦味をかなり抜くものなので、ゴーヤーの味によっては薄すぎになるかも。調整してください。

豆腐は揚げておくとびちゃびちゃせず、ふわっと調和するので非常にウマいというか、ゴーヤによく合います。軽く片栗粉を振って揚げ出し豆腐のようにしても美味しいと思います。

あとオリジナルの手順としては胡椒を振るというのがありますが、これは瓜類は胡椒が合うという原則に則ってゴーヤーでも試してみたら宜しかった、という経緯のもの。隠し味気味に摺りこんでおくと味が引き立ちます。

自信あります。どうぞお試しください。