Windowsのウィンドウタイリング

大昔のWindowsには、最大化と任意の大きさへの調整のほか、「タイリング」という表示モードがあった。出てるウィンドウを全部隙間なく敷き詰めるというもの。ウィンドウにはそれぞれ適切な大きさがあるし、当時の解像度だとメインウィンドウをフルスクリーンにするのが当たり前で、あまり使われず廃れた。

ところがディスプレイを4Kにしてみると、このタイリング的な機能が欲しい。とりあえず必要なものは全部表示しておける広さになったからには、無駄なく敷き詰めたい。メインで使うものを左にぴったり寄せ、資料的な物も散らかすのではなく、ぴったりに置きたい。敷き詰めた状態でウインドウ同士の境界を動かせるとか、交点をドラッグするとモニョニョニョ~って関係ウィンドウが全部大きさ変わるとかしてほしい。

ということを書いたところ、今村勇介さんが、WindowsだとWin+左右でウィンドウを左半分や右半分に広げることができますね、と教えてくれた。ちょうど半分に表示できるという。

自分でやってみたところ、確かにできる。しかも、この状態で境界をドラッグすることで、左右に最大化されたウィンドウの幅を同時に変更できることがわかった。さらに、別のウィンドウをアクティブにしてWin + 右(または左)とすると、調整済みの大きさにフィットしてくれる。これは便利!

ということを書いたところ、自分でやってみた今村さんが、Shift + Win + 上下キーを使えば幅を維持したまま大きさを変えられるのも教えてくれた。これも既に定めた幅があればそれに吸着するので、大きさぴったりに設定するのが簡単。

左右をもう1段階くらい分割したいとか、上下分割をもっと充実してほしいとかはあるけど、すぐ覚えられて実用。だいたい満足。

Windowsキーが出たときは「なにこの『新設の盲腸』」と、センスの悪さに辟易、くらいの気分だったけど、かなり充実したキーボードショートカット起点になってる(https://support.microsoft.com/ja-jp/help/12445/windows-keyboard-shortcuts?fbclid=IwAR0r99GWEEESguxmAOqMQUSRHL5S__uMq4oYz3qAc6X05XUhZZTMkfR4UIY これも今村さんが教えてくれた)。

あとはMacだな、と調べてみると、OS標準の機能はヒットせず、chunkwmというウィンドウマネージャが見つかった(Mac 用タイル型ウィンドウマネージャ chunkwm - Qiita)。これはなかなか柔軟そう。そして現代になってもウィンドウマネージャがプラガブルとはすごい。