親指シフト

5月の頭に親指シフトを始めてから7ヶ月。最近たまに、Windowsで、「いう」と入力しようとして「ヴぉ」になったり、「とう」が「うぉ」になったりする。

これは親指シフトの「NICOLA拗音拡張配列」の設定により、「いう」や「とう」のキーを同時打鍵することで「ヴぉ」や「うぉ」を入力したと判定されてるため。

そしてこれは、親指シフトの使い初めの頃に、同時打鍵の判定時間を100ミリ秒と、デフォルト36ミリ秒の3倍くらいに設定して、打ち間違い(というか、この文字にはシフトが必要、と言う判断の遅さ)をカバーしてたため。こんなの長目がいいに決まってるよね?と思ってたんだけど、ようやくいくらか慣れてきて脳が勝手に打つようになり、エラーが出るようになった感じ。

というわけで、デフォルトの36ミリ秒に戻してみたんだけど…シビアすぎて濁点も打てないw 親指シフトは基本的に、生のキー入力は「かさたは」行に割付られてて、反対側のシフトキーと同時打鍵すると濁点付きになる。この同時打鍵ができないレベルなのだ(いまも「てきない」と「れへる」を打ち直した)。右シフト+Kキーで打てる「の」もなかなか打てなかったりする。高頻度なキーが打てないのは大変だ。

このまま強制的に慣れるべきな気もするけど、慣れることができるのだろうか…。いまも左シフト同時打鍵の「な」が「て」になりまくって3回直したよ…。

Macの方は、NICOLA拗音拡張ではなく、Mac英語キーボード用の配列を使っており、こちらは100ミリ秒で困ってない。つまり、NICOLA拗音拡張を入れなければ判定時間か多少長くても誤入力は起きない。

拗音拡張は日本語の1音節が必ず1ストロークで入力できるという、使うと感動するくらい便利な親指シフトの自然な発展形。だけど、Macの方では「あとで自分で設定しよう」と思ったきり使っておらず、使ってないと慣れないからWindowsの方でも使わなくなり、結果的には邪魔なだけになっちゃってるなあ…という気もする。

36ミリ秒に慣れるか、拗音拡張を諦めるか。どうせ慣れた方が高速に入力できるようになるんだから36ミリ秒でいい気はするんだけど…。

と書いたところで上の方に加筆してたら、「たい」が「いぇ」になったよ。36ミリ秒設定でも誤入力が起きるなら、拗音拡張を諦めた方がいいかもしれない。

ところが、別の情報もある。自分がWindowsで使っているのはDvorakJというソフトなんだけど、やまぶきRというソフトの方で、「蜂蜜小梅」という、やはり拗音拡張配列を改造して使っている大木真一さんが(https://medium.com/@auxin.one/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E7%B7%B4%E7%BF%92-3%E6%97%A5%E7%9B%AE-dfa732557da4)、文字キーの同時打鍵誤認識は経験がない、というのだ。

蜂蜜小梅はNICOLA配列とはまったく違った配列で、慣れてないオレなんかから見れば「共通なのは親指シフトであることだけ」くらい違うので、これが配列の違いによるものであれば、ちょっと移行する元気はいまのところない。しかし、やまぶきRがシフトキー同時打鍵と文字キー同時打鍵の遅延を分離して扱っているなら、同時打鍵をシビアにしなくても大丈夫かもしれない。