盛況でした
初日のメインホールはこんな感じ。
去年はこうですから、まるで人出が違います。
フライトシミュレータはこうでした。やりたい!(去年も居たそうです)
他に2階のセミナー室をいくつかと地下のホール、屋外などもあり、どこも人だらけ。お昼に外に出て戻ってきたら駐車場が全部満車になっており、100mくらい離れた商工会議所に駐めねばならなくなったほど。
去年は初日が台風で中止となり、二日目の人出は「余裕を持って見て回れる」程度のものでした。今年は大盛況といえるのでは。
オレがやってること
上の去年の写真を見るとわかる通り、オレは去年「はじめてのハンダ付け」ってのをやったんだけど、今年はもうちょっとオリジナルのワークショップをやろうかなと思い、「紙飛行機を設計しよう」というお題にした。
これはもともと20年くらい前に頭に浮かんだ、二宮康明デザインの紙飛行機("よく飛ぶ紙飛行機集" のものなど。子供の科学には今でも毎月載っている)みたいなのって自動生成できるんじゃね?、という思いつきから来ている。この種の紙飛行機の貼り合わせ胴は最初に全体のシルエットを考えれば機械的にパーツ分割できるし、その胴体に合わせた翼面積を導出するのは簡単だからだ。
最初にシルエットを決め、その形状を分析して接線が2本平行になる部分を見つけて主翼と尾翼の取り付け部とすれば翼のパラメータは決まる。胴体は全体のシルエットが出てるから機械的に分割して翼の取り付けタブを追加するだけでよい。この方法なら最初のシルエットは割といい加減でよい。というか、この構成なら重心を合わせてきちんと調整すれば結構なんでも飛んでしまうから、子供の落書きみたいなものからでも飛ぶ飛行機が作れるのでは→子供たちに落書きを飛ばしてもらおう。空力の基礎を遊びながら学ぶとはこのことだ。となった。
ここまで考えたのが十年くらい前。いろいろ知識も増えているし、良い機会だからソフトを描いてしまおうと思った。決めたのが7月の頭で、1ヶ月あれば楽に作れると思った自動生成ソフトは、しかし結局メドすらつかなかった。接線を計算するには胴体シルエットを曲線で近似する必要があるのだが、その変換がどうにもうまくいかなかったからだ。
結局、描いてもらったシルエットをスキャナで取り込み、生成したパーツをケント紙に出力して作ってもらう、というインターフェイス部分だけが生き残った。途中の部分は、決まった面積の主翼、それに合わせた水平尾翼、そしてそれに合わせたタブの組み合わせを用意しておき、手動でうまいこと合わせるようにした。合わせるのはオレ。手動だと時間がかかるので、胴体は分割せず、2枚だけの貼り合わせにした。
会場に行くと、ずいぶん広い場所を用意してもらっていた。
このスペース全部使ってよいとのこと。机一台をコンピュータ用に手前に、六台をワークショップ用に島型に配置。
オープン後は写真を撮ってる暇も無いほど盛況というか…
- MacBookのACアダプタを忘れて昼に取りに戻った
- 何人かまとめて出したらハサミが足らず、1階ホールの出展者に借りた
- 接着剤やオモリのクリップなどの消耗品がすぐ足りなくなり、昼に近所のホームセンターで購入
- ブラザー HL-2040という少し古いレーザープリンタを使っているが、トナーが切れた
- 図面はInkscapeで組み合わせるようにしたが、いまいち不慣れで時間がかかりがち
といった具合でトラブル続出。写真を撮る暇もなかったです。弁当も4時すぎに食べた。
どのくらい教えるべきかというのは難しい感じ。教科書的には胴が細くて頭が大きいものを作った方が素直によく飛ぶんだけど、自分で思い通りに描いたものが飛ぶ方が絶対おもしろい。でも飛びが悪いと面白さが減る。説明しても自力で調整してうまく飛ばせる子は思ってたより少ないし、やってあげるには手が回り切らないし。
帰りにパソコン屋を回り、けっきょく近所のベスト電器でトナーを買いました。新品の一番安いレーザープリンタは1万2千円台、トナーは8千円弱だから迷ったけど、キヤノンやエプソンの一番安いレーザーは背が高く、いま入れてる場所に入りそうになかったこと、ブラザーのプリンタは高速で変なトラブルが無いワークホース振りが気に入ってるので、現状維持のトナー購入となりました。在庫があって良かったです。グッドウィルあたりはレーザープリンタの店頭扱い自体をやめていたので。
さあ二日目。ようやく準備万端w たぶん昨日の倍以上をこなせると思うけど、まだまだ課題山積ですな。