Firefox 3.6はタブがすぐ横に開く

Firefox3.6β4を入れて数日。普通に常用している。困ったところもないでもないが、使えております。
嬉しいとこ:

  • 全画面表示
  • リンクが隣のタブに開く

困るとこ:

  • エクステンションの対応がわるい
  • なんかときどき遅い

「困るとこ」はまあ、新しいものを使ってるからしょうがないかなって感じ。でもPopInが使えないのは地味に不便かな。便利なTumblr Postも使えないので、Tumblrとはすっかりご無沙汰になった。

「嬉しいとこ」の上のやつ、全画面表示については前のエントリでも書いた。写真なんかを見る時は、画面にはむしろ高さが欲しい。だから上にツールバーは本当に邪魔。それが消えてくれてとても快適。
そして次に挙げている「リンクが隣のタブに開く」機能。こちらは使って初めて気が付いた。地味だが激しく素晴らしい。というわけで、それについて書く。

調べものなどしている時の行動パターンとして、

  1. ググる
  2. よさげなものをタブでどんどん開く
  3. 読みながら関連のリンクがあれば開いたり、新たにググったり。

ということをする。
しかしこのように関連のリンクなどを開くときは、新しいウィンドウを開くのが嫌だから、どんどんタブで開く。するとそれらは「新しいタブだから一番右に開く」…というのがこれまでのデフォルトの動作。これが「いま開いてるタブのすぐ右に開く」ようになったのが3.6。

人間の思考形態は割とツリー型で、何らかのトピックについて考えた時に、その中で思いついたことを深めるのは得意だけど、トピックを次々に移るのはとても苦手。だからマインドマップが直感的なものとしてウケたりする。

これまでの動作だと、次々開くタブは時系列順にならぶ。「超整理法」的に考えれば、時系列順というのも想起が簡単なので人間の行動に合っていて正しい…と思いきや、これは「溜め込んだものを思い出す時のパターン」であって、「思考を深める時のパターン」ではない。ブラウザで調べものをしている時は、後者の方が重要。だから今の動作の方が良いと思う。

欲を言えば、開く親子関係でタブの大きさ(高さかな)が段々低くなったりして、いま読んでいるものの順序がわかりやすいとよいと思う。

ほんと地味だけど、こいつはお勧め。実は自分もまだ慣れてなくて、開いたタブを見ようとしてついつい一番右までスクロールしたりするけど、まあ慣れるはず。