ウチのM1 Mac miniはApple Silliconデビュー作のやつをお試し気分で買ったので最小構成。8GB / 250GBしかない。 いまのMacはメモリもストレージもハンダ付けされてて交換・増設不能。 ちょっと増やすとバカ高いので小さく買いたくなるのだが、メモリは諦めるにしてもストレージが小さいくらいで使いにくくなるのは凄く理不尽。 外付けで拡張するとUSBでレイテンシがでかく、内蔵と外付けの速度格差がひどくて使い物にならない。
…と思ってたんですが。
いまの Mac の Firewire 3/4 は PCIe がそのまま出てるみたいな構成になってて、対応の外付けケースを使うとM.2のSSDが高性能のまま使えるらしい。上記の認識は単にオレが浦島太郎なだけでした。
そんなわけで起動ドライブごと引っ越すことにした。2Tバイトもあれば足りるやろ。
使った部品:
SSD:
ADATA SLEG-900P-2TCS-DP (M.2 2280 2TB) ドスパラ限定モデル
ドック:
【三画面対応】Mac Mini 拡張ハブ 10in1 Thunderbolt 3対応 40Gbps高速データ転送・8K出力対応 M.2 SSD拡張(8TBまで) 内蔵冷却ファン搭載 3画面同時出力 USB-C/USB-A/HDMI/DP/SD/TF対応 アルミ合金製
- ドックにSSDを仕込み、Mac miniのThunderbolt端子(2つしかないUSB-Cの口のひとつ)に接続。こいつは電源アダプタもUSB-Cだったりするけど、まあ間違えないようにいろいろ書いてある。
- 「読めないディスクだよ」と言われるのでAPFS / GUIDパーティションマップで初期化。
- 新ディスクの初期化が終わったら「システム終了」でMacの電源を落とし、電源ボタン長押しで立ち上げ。これで内蔵SSDからの起動の他に「オプション」が選べる状態になる。
- オプションの中で「再インストール」を選び、新しいディスクにインストールするようにする。
- これをするとAppストアからダウンロードしてインストールするので、当初9時間とか出てビビるんだけど、まあそんなにはかからない。1時間半とか2時間とかそういうオーダ。
- インストールが終了したら移行アシスタントで元のSSDからコピー。これは買い物に行ってる間に終わったので2時間はかかってない。最速なら届いてから全部合わせて3、4時間で終わるはず。
- 立ち上げてみると、Karabiner-Elementやらが動かなかったりして、いろいろ細かい不具合が出る。まあ、あたりまえにやれば解決する。Karabiner-Elementについてはバージョンを一度戻したりして少し面倒だったけど、まあ親指シフトとか使ってない人には関わりのねえ話です。
- 使えるようになってみると、使用感はすごく普通。内蔵で起動した時と変わらない。拍子抜けしちゃうくらい普通。
- Windowsのディスクベンチの定番のCrystal Disk MarkのMac版デッドコピーみたいなAmorphas Disk Markで性能を計測してみるたところ、ピーク性能は内蔵のほうがちょっと良いけど、ほぼ互角。外付けの方が良い数字が出てる部分もちょこちょこある。体感だと、正直まったくわからんね。
結論として、非常に有効な方法だと思う。
このまま使いますよ〜。