インバータの修理をさせられそうになったので(業者に)、あらためてこの回路にちょっと興味が出てる。どうやって同期して商用電源に乗せてるのか、昔から謎におもってたので。
そしたらグリッドタイインバータの自作記事というのを見つけた。ここを起点に26本の記事がある:
最初が2013年。なんと10年前。いまは古くなったからという理由で外してしまっているらしい。日本で回路を自分で組んでる人というのは他にはいないみたいで、空前絶後。
日本で他にいないというのは要するに、海外にはいるということで、なんとInstructablesに記事がある。
でもまあ、英語でもこの人の記事しか見当たらない。"diy grid-tie inverter" で検索すると、この記事と、その前のVersion 1の記事だけがヒットする。あとは単にパネルとかを自分で設置しましたというだけの記事ばかり。流行り始めから中華製品に席巻された分野なのかも。
どんな風にしたら系統に同期した電気をずーっと作り続けられるんだろうと興味津々で読んでみたら、二人ともマイコンを使ってる。
やってることとしては、商用電源の変化量を読み取り、その50Hzなり60Hzなり位相を検出し、それに合わせてマイコンから「オンオフオンオフオンオフオンオフ」と信号を出してソーラーパネルからの電気を制御し、波形を整えてコンセント電源に乗っける感じ。
そ、そんな力技だったん?!
製品ではおそらく専用ICとかあって、もうちょっと簡単に(というか安価に)やってるとは思うけど、そうか、たしかにこれでも出来ちゃうんだな〜、と納得した。なんとなく相場観がわかった気がする。
いやー面白いですね。