サンコーレアモノショップが1万ちょいの焙煎機を発売したのを教えてもらったので買ってみた。
生豆はこれを買った。一番安いデカフェのマンデリン。
楽しみである。
コーヒー焙煎は昔から興味がある。邱永漢が中国でコーヒー屋を始めるときに書いていた、コーヒー商売の利益の中心は焙煎にある、という話を読んで、それは自分でやらんといかんと思ったのがきっかけだが、デジタルに制御していろんなことをやりたいとか思ってた分野のひとつ。
なんだけど、なにしろ数年前からカフェインがすっかりダメ。焙煎についてすでに知ってる人なら自分の正解に向かうことができるし、知らなくてもどんどん試行錯誤できるならリファレンスを教えてもらいながら学んでいくことができると思うけど、知識はなく、リファレンスに近付く試行錯誤もできず、そもそもまともなロースターがどんな制御になってるのかの勘もぜんぜんない。自分で方向性がつかめる感じがしない。しかもオレはコーヒー好きというよりはむしろ紅茶好きで、10万とかする業務用焙煎機を買うような情熱まではないんだよね。
というわけで、もうこの方向は諦めることにしてたんだけど、この製品はいいなと思って飛びついちゃった。
なにがいいかといえば、
- 撹拌機が付いてる
- 制御が単純
- 安い
と三拍子揃ってるとこ。
撹拌はArduinoとかでロースターを作ってる人たちが苦労するところであり、均等に火が通らないとおいしくないのは明らかなので面倒に思ってた部分。これが組み込みなのはデカい。性能はどうかわからないけど、まあ製品化できる程度にはちゃんとしてるんだろう…と期待するw
制御の単純さは強烈で、なにしろダイヤルがオンオフと温度のみ。これでなにが嬉しいか。まず自分で良い具合の焙煎というのを体得したいので、ここであんまり複雑なことをされても困るというのがある。また、将来的にマイコンなんかを繋ぐときに単純なインターフェイスの方がよい。うってつけ。
そしてお値段。1万1800円。会員登録で1000円のポイントが使えたので10800円。生豆はたとえデカフェであっても焙煎豆の半額ちょっとくらいで買えるので、たぶん3年くらいやってれば元が取れる金額だ。
しかも焙煎後1週間以内とかの豆を飲み続けられるわけで、満足度は高いであろう。って、普通はこれが第一のモチベーションだよなw すいません、そこまで期待してないんです。
リスクは、
- すぐ壊れる
- 買える豆が不味い
- 性能不足で不味い
あたりかな。まあ1年保証があるんで、本当にすぐに壊れるような場合のことは考えなくてよいか。
あと個人的には(って、上に挙げた項目のすべてが個人的だけど)、ナッツのローストができるのもポイント高い。フライパンだとめちゃめちゃめんどいし、オーブンでやってもけっこうムラになる作業。気軽にうまくできるなら、新都心の製菓材料店「りぼん」で買ってきた業務用のペカンナッツをローストして貪り食いたい。そこまで素晴らしくなかったとしても、余ってる生落花生を普通に食べられるスナックにしたい。
しかしこうした期待はすべて撹拌機の性能にかかってるな〜。たのむーちゃんとしたものであってくれ〜w
楽しみである。